
SALUTATION
理事長ご挨拶
医療法人社団 杏生会 理事長
任 博

この度、私たちは在宅医療の分野で20周年を迎えることができました。これもひとえに、患者様、ご家族の皆様、そして地域医療を支えてくださる関係者の皆様の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
20年前、私たちは「住み慣れた場所で自分らしく過ごしたい」という願いを医療の力で支えたいという強い思いでスタートしました。開業当初は在宅医療に対する社会の認識がまだ薄く、「先生がうちに来ても何もできないのに」「病院に行った方が安心」という厳しいお言葉をいただいたことも少なくありませんでした。しかし、目の前の患者さん一人ひとりに真摯に向き合い続ける中で、ご家族、ケアマネージャーさんをはじめとする介護職の皆様、連携病院の方々のご理解とご協力を得ることができました。その結果、20年という長きにわたり在宅医療を続けることができたのだと実感しています。
これからも私たちは、住み慣れたご自宅で安心して療養生活を送っていただけるよう、質の高い在宅医療の提供に尽力してまいります。患者様お一人おひとりの尊厳を大切にし、ご家族の皆様と共に、より豊かな人生をサポートできるよう、地域医療の一員としての役割を果たしていく所存です。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

CELEBRATORY
MESSAGE
お祝いのメッセージ
OUR HISTORY
私達のあゆみ
PreHISTORY
プレヒストリー文京根津クリニックの前身
理事長任博の先々代にあたる清水三蔵が東京都中央区月島にて戦前より内科医院を開業していました。近年の再開発により医院は惜しくもなくなりましたが、当時の医学書や器具等は保存されています。
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2000s
2005・4・1
文京根津クリニック創立
文京区根津にて個人クリニックを開業。高齢化社会の進展を見据え、当時はまだ一般的ではなかった在宅医療を専門的に行うクリニックとして活動を開始しました。
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2007・6・1
医療法人化
患者数が順調に増え、職員数も増えたため安定を図るため医療法人化を行いました。
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2010s
2010・10
任博理事長、世界健康サミット参加
順天堂大学非常勤講師としてドイツ・ベルリン大学(シャリテ)での世界保健サミットに参加しました。世界保健サミットとは、2009年から毎年10月にベルリンで開催されている国際会議です。シャリテ創立300周年を記念して始まりました。科学、ビジネス、政治、市民社会から約100カ国2500人の専門家が世界の保険料の最重要課題について議論し提言を行っています。
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2011・2
在宅患者数100名となる
開業以来着実に患者数を増やしてきました。
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2012・10
《御茶ノ水ドクターズネットワーク》
連携開始文京区・台東区・千代田区・足立区の医療機関が連携しているネットワークです。月1回カンファレンスを行い在宅医療の質の向上に関する情報交換を行っています。任博理事長が会長を務めており、毎月のカンファレンスは今まで欠席がありません。
2013年よりコロナ期を除いて原則毎年1回講演会を行っており地域の医療介護従事者の方々との交流を図っています。-
2013・4
Facebook運用開始
毎週1回の更新を目標に、当時の事務スタッフ主体で開始しました。クリニックの日々の様子や、SNSならではの双方向性を意識して運用しています。おかげさまで今でも途切れることなく更新は続いています。
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2015・10
開業10周年
地域の皆様に支えられ開業10周年を迎えることができました。
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2015・10
開業10周年記念アーベントを開催
文京シビックセンタースカイホールにて開院10周年記念在宅医療Abendを開催しました。医療だけではなく介護・行政においても指導的役割をされている多くの方々にご参加いただき大変有意義なアーベント(夜)になったと感じております。
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2018・11
第2回在宅医療Abend開催
『在宅看取りの理想と現実~日本とドイツの比較から~』というテーマでアーデ先生(獨協医科大学特任教授)と理事長のトークセッションを行いました。
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2019・6
第3回在宅医療Abend開催
『往きの医療と還りの医療』島田宗洋先生(獨協医科大学特任教授)の講演を行いました。またドイツ大使館参事官のマーティン・ポール氏もご自身のご家族をドイツで介護していた体験をお話しいただきました。
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2019・12
クリスマスオルガンコンサート
&Specialセミナー開催クリスマス時期ということで文京区にある教会をお借りしてイベントを行いました。これまでの講演会とは異なり、音楽療法士の方のオルガン演奏と参加者を交えての音楽療法体験を行いました。。また任博理事長のスペシャルセミナーとしてアンチエイジングをテーマにした講演を行い、大変好評をいただきました。
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2020s
2021
東京都の往診体制強化事業に協力
新型コロナウイルス感染症対策の一環として、東京都の往診体制強化事業(都内33医療機関)に協力いたしました。高齢者施設でのクラスター発生時や、自宅療養中の患者様への往診加療を積極的に行いました。
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2022・5
台東区池之端に移転
患者数増加、スタッフ数の増加に伴い拠点が手狭になったため移転を行いました。広く、使いやすいレイアウトになり外来診療も行いやすくなりました。
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2022・7
オープン記念内覧会を開催
当法人の移転を機に、地域の皆様との連携をより一層深めたいとの思いから、オープンを記念して内覧会を開催いたしました。
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2023・6
東京都から感謝状を授与
東京都が設置する新型コロナウイルス感染症自宅療養者への往診強化事業に参加し、都民の生命と安全な療養生活の確保に多大な貢献を行ったとして、東京都知事から感謝状を贈呈されました。
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2023・9
文京根津クリニックあだち開院
足立区江北に文京根津クリニックあだちを開院しました。
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2024・1
経営理念を発表
これまでの地域医療に対する思いを言葉に表しました。
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2025・6
開業20周年を迎えました
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OUR FUTURE
これからの文京根津クリニック
私たちは、単に病気を診るだけでなく、患者様お一人おひとりの生活の質(QOL)向上に貢献することを重視しています。そのため、医師による診療だけでなく、訪問看護によるきめ細やかなケア、栄養指導による食生活のサポートなど、多角的なアプローチで患者様の在宅生活を支えてきました。
そして今、私たちは次の20年に向けて、さらに進化を続けています。
オンライン診療の活用
テクノロジーと訪問診療の融合で、より効率的な医療を提供できるようになりました。
外国語診療への対応
多様化する社会のニーズに応えるため、多言語(英語、中国語、ドイツ語、韓国語)での診療体制を整備しています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の在宅検査・治療
ご自宅で手軽に検査・治療が受けられます。
これからも、私たちは患者様とそのご家族が、住み慣れたご自宅で安心して、
そして自分らしく生きることを全力でサポートしてまいります。
医療の進歩と社会の変化に対応しながら、常に最善の在宅医療を追求し、
「Our Future」を共に創り上げていくことをお約束いたします。
今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。